小串カタクリの里

小串カタクリの里目次

  1. 小串カタクリの里のカタクリの花
  2. 小串カタクリの里の見頃
  3. カタクリの花の花言葉
  4. 小串カタクリの里のカタクリの花の開花時期
  5. 小串カタクリの里へアクセス
  6. 小串カタクリの里付近の駐車場
  7. 小串カタクリの里の最寄り駅
  8. 関連情報
  9. Tiktokで情報を見る
  10. instagramで情報を見る
  11. Googleで口コミを確認
  12. Twitterで情報を見る

小串カタクリの里のカタクリの花

小串カタクリの里 | 高崎市

群馬県高崎市にある『小串カタクリの里』では、国道沿いに群生するカタクリの花を観察することができます。
カタクリの花はユリ科の多年草で、3月下旬~4月中旬に比較的冷涼な落葉樹林の北側の斜面に花を咲かせるのが特徴です。

小串カタクリの里でも、北に面する斜面にカタクリの花が群生しています。
国産のカタクリの花は薄紫色の一色ですが、世界では20種類の品種があるようです。

小串カタクリの里のカタクリは国産の薄紫色です。
カタクリの花の最大の特徴は、種から開花に至るまでおよそ10年もの年月を要するところにあります。
発芽してから2年目以降は楕円形の葉1枚で光合成を行います。

それも、早春の2ヶ月ほどの短い期間で開花までの栄養を蓄えるのです。
地上に詩型を現すのはこの期間のみで、1年のうちのほとんどを地中で過ごします。

開花も短く、1ヶ月も経たないうちに枯れてしまい、また次の年の春まで地中に姿を消してしまうのです。
その姿から、「春のプリマは眠り姫」「春の妖精と形容されることも。

そんなカタクリの花ですが、実は絶滅危惧種のレッドリストに載るほど数が減少しています。
落葉樹林の乱獲や土地開発による生息地の減少が原因となっています。
また、カタクリの花は虫媒花で、アリが種を運んで子孫を増やしていきます。

開花までに10年かかることや、アリの行動範囲が狭いことを考えると、街中にカタクリの花が咲く小串カタクリの里はとても貴重な群生スポットなのです。
ちなみに、小串カタクリの里では約2.3haものカタクリの花が広がっています。
これには、地元の小学校や地域住民がカタクリの花を盗掘から守る保護活動を行ってきた背景があります。

地域の熱心な保護活動がきっかけとなり、平成9年から行政による整備が行われたことで数多くのカタクリの花が残っているのです。
小串カタクリの里は地域住民の優しさや熱心な保護活動の上に成り立っていると言っても過言ではありませんね。
また、カタクリの花は滋養薬の材料としても使用されています。

カタクリの花には解毒作用があることが知られており、嘔吐や胃腸炎の薬として使われてきた歴史があります。
現在でも、薬局などで滋養薬として販売されており、人々の健康を守ることにも一役かっています。
目で見ても楽しめ、身体にもいいカタクリの花。

群馬県を訪れた際には、斜面を覆いつくす美しいカタクリの姿をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

小串カタクリの里の見頃

小串カタクリの里で花が見頃

小串カタクリの里では、約2.3haのカタクリの花が街中に群生しています。
その数はなんと5万株にも上ります。
国道沿いの斜面をカタクリの花が咲くのは、例年3月下旬~4月中旬頃の早春が見頃となります
カタクリの花が国道沿いの群青地を覆いつくす姿はとても美しく、綺麗な薄紫が一面に広がります。
地域住民や県内の方はもちろん、県外からも観光客が足を運ぶほど見事な景色を見ることができます。

ただ、カタクリの花の開花は1ヶ月も経たないうちに終わってしまい、花が枯れると翌年の春まで地中に潜ってしまいます。

「春の妖精」と呼ばれるほど短期間の開花なため、小串カタクリの里にはしっかりと見頃を見計らって訪れるようにしましょう。

小串カタクリの里は地域住民の保護活動や行政の整備によって発展してきました。

現在では駐車場から東西に木製の観察路が設置されており、カタクリが群生する傾斜地の真ん中を歩くことができます。
まるでカタクリの花の絨毯の上を歩いてるかのように感じられます。
一面に咲くカタクリの花の中を歩ける場所は、日本でも数少ないのではないでしょうか?

観察路のおかげで、子どもから高齢者まで安全にカタクリの花を観察することができます。
ただ、観察路には起伏もあるため、訪れる際には動きやすく、汚れてもいい靴を履くのがおすすめです。
ぜひ散策の際は遊歩道を利用して、カタクリの花を間近に感じてみてください。

実は、カタクリの花は絶滅危惧種のレッドリストにも登録されている希少な植物です。
全国で見ることが少なくなったカタクリの花を間近で観察できる環境はとても貴重ですね。
また、カタクリの里では例年3月頃にお祭りが開催されます。その名も『カタクリ咲いたまつり』。

名前の通り、カタクリの開花を祝って開催されるお祭りで、地元産の野菜や草花の販売が行われます。
ただ、近年は新型コロナウィルスの影響で、カタクリ咲いたまつりが開催されない年もあるようです。
高崎市のホームページなどでお祭りの有無や日程を確認して、ぜひカタクリの花の観察と共に楽しみたいですね。
さらに、小串カタクリの里でお目にかかれる花は、カタクリの花だけではありません。

8月初旬には『キツネノカミソリ』という変わった名前の花にも出会うことができます。
キツネノカミソリの生息環境はカタクリの花とよく似ており、雑木林などの北側の斜面に生息しています。

8月の初旬になると花茎を伸ばし、ヒガンバナにも似たオレンジ色の花を咲かせます。
淡い薄紫のカタクリの花とは対照的で、明るいオレンジの花が一面に咲き乱れる光景もまた美しいです。

8月は非常に気温も上がるため、キツネノカミソリを見に行く際には暑さ対策も十分にして訪れるようにしてくださいね。
可憐なカタクリの花と、鮮やかなキツネノカミソリ。

季節ごとに様々な表情をもつ小串カタクリの里、見頃に訪れることで素敵な想い出になること間違いなしです。
ぜひ見頃の時期に群馬県に訪れた際には、小串カタクリの里に足を運んでみてくださいね。

カタクリの花の花言葉



カタクリの花言葉

小串カタクリの里で見事に咲き乱れるカタクリの花。
薄紫色でしっとりと咲く姿は控えめで美しく、ファンも多いようです。そんなカタクリの花の花言葉をご存じでしょうか?

開花までの約10年間、土の中でじっと時を過ごすひたむきさをもち、鮮やかではなくとも健気に咲くカタクリの花にはぴったりの花言葉があてられています。
カタクリの花の花言葉がこちらです。

①「初恋」

うつむいて咲く姿は、初恋の相手を目の前にして恥じらっているようにも見えます。
鮮やかに咲くことなく、まるでひっそりと初恋の相手を想う乙女のようです。
長い間、じっと土の中で過ごすカタクリの花。
初恋の相手は、実は外の世界なのかもしれませんね。

②「寂しさに耐える」

カタクリの花が開花するのは早春。
まだ、他の草花は姿を現していません。
誰もいない中にうつむき加減で咲く姿は、まるで寂しさに耐えているよう。
何とも切ないイメージの花言葉です。
また、他の草花が地上で咲き乱れるなか、じっと土の中で過ごす姿も「耐える」というイメージにぴったりなのでしょう。

華やかではなくとも、カタクリの花の特徴をよく捉えた花言葉ですね。
二つの花言葉を思い浮かべながら観察をすれば、一段とカタクリの花の魅力を感じられるかもしれませんね。

小串カタクリの里のカタクリの花の開花時期

カタクリの花が咲く山へ

実は、カタクリの花の開花には他の植物と大きく異なる点があります。
種子が発芽してから開花まで数ヶ月という花が多い中、カタクリの花はなんと約10年もかかるのです。

その後の開花は毎年ですが、今見えているカタクリの花は10年以上前の種子から成長したということです。
開花までは、たった1枚の葉で光合成を行い、種子に養分を蓄えます。
しかも、葉が地上にでるのは早春の2ヶ月間のみ。

短い期間で必死に光合成を行い、開花まで地中でじっと耐える姿は何とも健気です。
小串カタクリの里では、そんカタクリの花を約5万株見ることができます。

開花まで10年間かかることを思うと、咲いているカタクリの花により一層想いをはせることができるでしょう。

小串カタクリの里へアクセス

里内の地図

小串カタクリの里には車や鉄道でのアクセスがおすすめです。
小串カタクリの里は無料の駐車場があるため、車でのアクセスが便利です。

車を利用する場合は、上信越自動車道の吉井ICから県道41号線、その後国道254号線を東に向かうと到着します。
吉井ICからの所要時間は約10分です。
小串カタクリの里では国道254号線沿いにカタクリの花が群生しています。

徒歩で観察する時間がないという方でも、車窓から楽しむことができますよ。
また、小串カタクリの里へは鉄道でのアクセスも可能です。
鉄道を利用する際の最寄り駅は『上新電鉄馬庭駅』です。

駅から小串カタクリの里へは約1.8km、徒歩約20分の距離となります。
また、最寄り駅ではありませんが、『上新電鉄吉井駅』からはバスでのアクセスも可能です。

駅からバスに乗車して約10分、『入野小学校』バス停で下車、徒歩約5分で到着です。
自家用車を使用できないという方でも、鉄道やバスを利用してアクセスできるのは嬉しいですね

小串カタクリの里付近の駐車場

駐車場

小串カタクリの里に車でアクセスする場合は、駐車場を利用することができます。
観光地では有料駐車場が多い中、小串カタクリの里の駐車場はなんと無料で利用できます。
舗装はされていない駐車場ですが、無料でカタクリの里を見学できるのはお得ですね。

ただ、駐車可能台数が20台と多くはないため、カタクリの花の見頃には混雑に注意が必要です。
駐車場は小串カタクリの里の中腹にあります。

吉井IC方面から向かう場合は、『小串』の信号を右方向に、坂道を数百メートル進むと到着します。
短い間しか花を咲かせないカタクリの花。

国道254号線を車で走れば、車窓からカタクリの花を楽しむこともできますが、ぜひ駐車場を利用して徒歩でゆっくり観察するのがおすすめです。

小串カタクリの里の最寄り駅

小串カタクリの里には無料駐車場があるため、基本的には車でのアクセスがおすすめです。
ただ、駐車場の駐車可能台数が約20台となっているため、花の見頃には混雑も予想されます。

小串カタクリの里へは鉄道を利用してのアクセスが可能なため、混雑を避けたいという方にはおすすめです。
鉄道を利用した際、小串カタクリの里の最寄り駅は『上信電鉄馬庭駅』となります。
『上信電鉄馬庭駅』からは約1.8km、徒歩20分ほどで到着します。

ただ、「20分歩くのが大変」という方は『上信電鉄吉井駅』からバスを利用することができます。
『入野小学校』のバス停で降り、徒歩約5分でアクセスが可能です。

駅からゆっくり街並みを楽しみながら、小串カタクリの里を目指すのもいいかもしれませんね。

Tiktokで情報を見る

instagramで情報を見る

Googleで口コミを確認

Twitterで情報を見る